一般医学・健康関連最新情報 P.4 (90~114)                             


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114.基礎体力テストで死亡リスクを予測

医学誌「British Medical Journal」電子版に2010年9月9日に掲載された、
ロンドン大学の研究グループの研究によると、「握力、歩行速度、椅子からの立ち上がり、片足立ちなどの基本的な能力を測定することによって、死亡リスクを予測できる可能性がある」と報告しています。

今回の研究では、年齢を問わず身体能力のテストを実施し、その後の被験者の死亡について記録した33件の研究を分析。 全体的に、身体機能テストの成績の悪かった人は一貫して死亡率が高かった。 計5万3,476人を対象とした14件の研究では、握力が最も低かった群は、最も高かった群に比べ死亡率が 1.67倍高かった。 計1万4,692人を対象とした5件の研究では、歩行速度が最も低い群は、最も高い群に比べ死亡率が2.87倍高かった。 また、計2万8,036人を対象とした5件の研究では、椅子からの立ち上がりの最も遅い群は、最も早い群に比べ死亡率がほぼ2倍であった。

「身体能力を評価するスクリーニング検査によって、死亡リスクが高く、筋力トレーニングなどの介入によってベネフィット(便益)の得られる人を特定できる可能性がある」と、研究グループは述べています。

握力を除き、その他は全て足腰に関係していますから、歩くという基礎的な運動を1分間に100歩という適度な負荷で、1週間に合計で2時間半以上行うという米国政府の推奨を実施するとよいのではないでしょうか。



113.睡眠不足の男性は早死にする

医学誌「Sleep」2010年9月1日号に掲載された、ペンシルベニア州立大学医学部のEdward Bixler教授の研究では、「不眠症や睡眠時間の短い男性は14年の間に死亡する確率の高い」と報告しています。

この研究では1,700人強の被験者を集め、男性(平均年齢50歳)を14年間、女性(平均年齢47歳)を10年間追跡、その間に男性の20%、女性の5%が死亡した。 睡眠時無呼吸の罹病率などの因子による誤差のないよう統計結果を調整してもなお、不眠を訴え、検査室でも睡眠が6時間未満であった男性は、「安眠型」 の人に比べて14年間に死亡する確率が高かった。 安眠型の男性で研究期間中に死亡したのは約9%であったのに対し、不眠の男性は51%が死亡した。

ウィスコンシン医科大学のB. Tucker Woodson博士は、「睡眠障害が動脈血栓や免疫系の乱れに寄与するという幾つかのエビデンス(科学的根拠)がある」と述べています。 


また、医学誌「
Archives of Internal Medicine」2005年4月25日号に掲載された、Daniel J. Gottlieb, MD, MPHらの研究発表によると、「一晩の睡眠時間が5時間以下の人では、糖尿病が2.5倍多く、6時間以下の人では、66%多く認められ、自発的な睡眠の制限が、糖尿病という大きな公衆衛生上の重荷の一因となっている可能性がある」と報告しています。

不眠症であれ、仕事や生活習慣など自発的に睡眠時間を減らしてしまっている場合であれ、睡眠時間が6時間未満というのは健康上の問題であり、早急に改善するべきということです。ご注意下さい。



112.ノートブック型パソコンの使用に注意

ノースカロライナ大学チャペルヒル校医学部のKevin Carneiro博士らが2010年8月11日に発表した研究によると、「ノートブック型パソコンはユーザーの姿勢の悪さを促進し、頭痛、筋肉の損傷をはじめ消耗性の首、肩、手の障害を引き起こす可能性がある」と報告しています。

Carneiro博士らは、「ノートブック型パソコンのキーボードとモニターの一体型構造が原因で、指と身体の位置がよくないと手首の神経損傷や手根管症候群の原因となり、首の位置や肩の姿勢が悪いとその部分の筋損傷や痛みを引き起こすこともある。主な徴候は頭痛、手首の痛み、手指のうずき、首や肩の痛みなどの形で現れる」と述べています。

Carneiro博士らは、リスクを最小限にする為に、以下の対策を勧めています:

1.正しい姿勢が取れるよう、外部モニターや外付けキーボードを接続して利用する。
2.パソコンを使用するときは、肘、膝および腰の角度が90度になるようにする。
3.ドッキングステーションを用いて、首を曲げずにスクリーンを見られるよう調整する。
4.首を曲げずにすむようにスクリーンの傾きを調節し、手首が自然な位置になるようにマウスを置く。
5.椅子にも注意を払い、背もたれのついた調節可能なものを選ぶ。
6.約20分ごとにこまめに休憩する。これが姿勢を変えたり、筋肉を伸ばしたりすることにつながる。
7.十分に水分を摂る。そうすることで、椎間板の潤いが保たれる。


ノートブック型パソコンをよく使う方は、定期的なカイロプラクティックのケアで姿勢を正しく調整して歪みを矯正しておくことも大切です。



111.糖尿病で心臓病と脳卒中のリスク2倍

医学誌「Lancet」 2010年6月26日号に掲載された研究では、「糖尿病の既往によるリスク上昇は、冠動脈疾患、脳梗塞、脳出血、脳卒中などで約2倍になる」と報告しています。

この研究では、先進国を中心とする25カ国の追跡調査102件のデータを収集し総合評価を行なった。対象者698,782人の96%は北米・欧州・豪州で、残りは日本とカリブ諸島であった。対象者の平均年齢は52歳、糖尿病の既往者は7%、追跡期間の中央値は10.8年である。

その結果、「糖尿病の既往によるリスク上昇は、冠動脈疾患で2.00倍、脳梗塞で2.27倍、脳出血で1.56倍、未分類の脳卒中で1.84倍」と判明。

「冠動脈疾患と脳梗塞のリスク上昇の程度は、もともとのリスクが低い女性、若年者、非喫煙者、収縮期血圧の低い群で、より大きい傾向」があった。


以前紹介した、医学誌 「A Cancer Journal for Clinicians」オンライン版に2010年6月16日掲載された研究では、「糖尿病患者は癌リスクも高い」と発表しています。

これらの研究によって糖尿病患者は、糖尿病の合併症(失明や坐骨神経痛など)のリスクに加えて、癌のリスクや、心臓病、脳梗塞、脳出血、脳卒中などのリスクも高くなることが判明した訳です。

従って、糖尿病にならないよう予防する事が最重要ですが、万一既に糖尿病になっていても、食事・運動・睡眠などの生活習慣を改善し、カイロプラクティックや鍼灸などで免疫力を高めて全体的なリスクを減らすように努めれば、まだ希望はあります。



110.BGMは学習効果を妨げる

医学誌「Applied Cognitive Psychology(応用認知心理学)」オンライン版に2010年7月20日に掲載された、ウェールズ大学研究所のNick Perham 氏らの研究によると、「音楽を聴きながら勉強をするのは、バックグラウンド・ミュージック(BGM)によって記憶能力が損なわれる」と報告しています。

この研究では、被験者に提示された順番どおりに8種類の子音を覚えるよう指示し、この課題を、①好きな音楽を聴く、②嫌いな音楽を聴く、③ランダムな数字の羅列を聞く(変化状態)、④3・3・3・3など同じ数字の羅列を聞く(変化のない状態)、⑤静かな環境、という5種類の音環境の中で実施した。

その結果、被験者の思い出す能力が最も低下したのは、「好き嫌いを問わず音楽を聴いているときと、変化状態のとき」であった。最も正確に思い出すことができたのは、「変化のない状態」で記憶課題を実施したときであった。

「音楽を聴いたときや変化状態のときに成績が低かったのは、音響の変化が原因。これによって提示された項目の順番を覚えて思い出す能力が損なわれる。暗算でも、順序の情報を短時間記憶する能力が必要であり、同じように変化状態やBGMのある環境では成績に影響が生じる」と研究者は述べています。

勉強や知的作業をする時には、音楽を聴かずに行う方が良いという事です。子供さんの勉強の際にも、音楽を聴きながら勉強していないか、リビングのテレビの音が勉強部屋に聞こえて変化状態の雑音になっていないか気を付けてあげましょう。


109.長時間座る人ほど寿命が短い

医学誌「American Journal of Epidemiology」オンライン版に2010年7月22日に掲載された、米国癌協会(ACS)のAlpa Patel博士らの研究によると、「座って過ごす時間が長いほど平均寿命が短くなる」ことが報告されています。

今回の研究では、
特に病歴のない成人123,216人への質問表の回答を分析し、被験者を19932006年の14年間追跡した結果、16時間を座って過ごす人は、座る時間が3時間未満の人に比べて死亡リスクが女性で37%、男性で17%高かった。また、長時間座って過ごし、かつ運動や体を動かすことをしない人はさらに死亡リスクが高く、女性では94%、男性では48%であった。

1日当たりわずかでも運動をすれば、座っていることによる死亡リスクが軽減される傾向がみられたが、運動を考慮に入れても死亡リスクへの影響は依然として有意なものであった。癌よりも心疾患で死亡する人の比率が高かった。

「座っている時間が長いほどエネルギーの総消費量が少なく、体重増加や肥満になりやすい」、また、「不活動性生理学についての研究論文が急増しているが、筋肉、特に脚の筋肉を動かさないと、さまざまなホルモンの分泌が変化し、トリグリセライド(中性脂肪)、コレステロールなど、心疾患やその他の疾患のマーカーに影響がある」と、研究の筆頭著者であるPatel博士は述べています。

仕事で机やコンピューター等に向かって座っている時間が長い人は、出来るだけ余暇の時間に適度な運動をして、特に脚を動かすようにする事がリスク軽減の為に必要でしょう。



108.12種の最も危険なサプリメント

米国で最も信頼されている消費者団体の情報誌「ConsumerReports」の2010年9月号は、表紙にThe 12 Most Dangerous Supplementsと表示して特集記事を掲載しています。

米国食品医薬品局(FDA)の2010年5月の発表では、全米には分かっているだけで1500のサプリメント製造者(社)があり、FDAが「適正な運営」か調査したのは55社のみ。 科学的根拠によって効果があり恐らく安全と認められているものは33%であり、2008年以降170超のサプリメントに隠された医薬品成分やステロイドが見つかっています。

ConsumerReportsが、「避けるべき12のサプリメント」としたのは以下のものです:

ACONITE, BITTER ORANGE, CHAPARRAL, COLLOIDAL SILVER, COLTSFOOT, COMFREY, COUNTRY MALLOW, GERMANIUM, GREATER CELANDINE, KAVA, LOBELIA, YOHIMBE

肝臓や腎臓へのダメージ、癌、心臓発作、そして死亡リスクなどがあるとされています。

また他に11種の要注意サプリメントも掲載されていますので、興味のある方は「ConsumerReports」の2010年9月号をご覧下さい。

サプリメントは医薬品ではない為、その効果や安全性が科学的根拠によって証明されていない物がほとんどです。健康に良い、減量できる、スポーツの競技能力が向上する等の根拠がない宣伝を鵜呑みにしないように気を付けましょう。

私の様にクリニックを開業するドクターのもとには、ビタミン剤などサプリメントの製造・販売会社から「サプリメントを取り扱いませんか、儲かりますよ」という旨のマーケティング資料がしばしば郵送されて来ます。 サプリメントをクリニックで販売すれば、ドクターの利益は概ね販売価格の50%位です。 従って、定価(メーカー希望販売価格)から10%引きで販売しても、まだ40%も粗利益があることになります。 

しかし、当クリニックでは、一切の物品販売をしていません。 サプリメントも、枕も、布団も、サポーター類も一切販売しません。 それは、効果も安全性も科学的に証明されていない「物」を大切な患者さんに売ることはしたくない、という当クリニックのポリシーに基づいています。 当クリニックが売っているのは、カイロプラクティックや鍼灸の専門医・免許所持者としての知識と技術だけです。 サプリメントは売らず、栄養学的情報や食生活への助言は、カイロプラクティックの患者教育の一環として無料で提供しています。



107.抗酸化サプリメントはメタボリック症候群を予防せず

医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」2009年8月号に掲載された研究によると、「抗酸化サプリメントは、メタボリック症候群の予防には効果なし」と報告しています。

この研究では、フランスで5,220人の中年成人を対象とし、抗酸化物質(ビタミンCβカロテン、亜鉛、セレン)を含んだサプリメントを与えた群と、比較の為の偽薬を与えた群に無作為に2つのグループに分けて7年半の間メタボリック症候群の発生を追跡調査した。 メタボリック症候群は、高血圧、腹部肥満、低HDL血症、高中性脂肪血症、高血糖のうち3つ以上が該当する場合とし、研究期間中に263名が診断された。

その結果、「抗酸化サプリメント群とプラセボ群で、メタボリック症候群の発生率に差がなかった」と判明した。 また、サプリメント投与を始める前のβカロティンの血中濃度が下位1/3のグループと比較し、上位1/3のグループでは発生率が0.34倍に下がった。 同様にビタミンCでも0.53倍に下がった。

βカロティンとビタミンCの血中濃度は野菜と果物の摂取の比較的良い代理指標であり、この知見は、食品(野菜と果物)の適切な摂取を薦める指針を強化し、抗酸化サプリメントの日常的な使用に反対するものだ」と研究者らは述べています。

自然の食品から栄養を摂取する事が重要という科学的・医学的な研究結果がまた報告されています。サプリメントを過信せず、食事を見直しましょう。



106.カルシウム・サプリメントで心臓発作リスクが増大

医学誌「
英国医師会誌(BMJ)」オンライン版に2010年7月30日に掲載された、オークランド大学医学部のIan Reid博士らの研究によると、「カルシウムのサプリメントは骨の強化に効果がないばかりか、高齢者の心臓発作リスクを増大させる」と報告しています。

今回の研究では、計1万1,921人を対象とする11件の無作為化比較試験のメタ分析を実施。その結果、40歳以上でカルシウムサプリメントを使用している群では、心臓発作リスクに約30%の増大が認められた。 年齢、性別、サプリメントの種類などを考慮しても結果は変わらなかった。

「サプリメントによって血液中のカルシウム濃度が正常値を超え、心臓発作リスクのある人に危険をもたらす血液組成の変化が生じる可能性がある」とReid博士は述べています。

これまでの研究では、ミネラル分の豊富な食品を摂取しても同様のリスクは認められておらず、「サプリメントが独立した危険因子(リスクファクター)であることが示唆されている。また、サプリメントによる骨への利益は小さく、骨折予防効果はほとんどない」と研究グループは指摘し、「なるべくサプリメントに頼らずに食事から必要なカルシウムを摂取する」ように研究グループは勧めています。

高濃度の栄養素を不自然な形で摂取するサプリメントには効果よりもリスクがある事が様々な研究で明らかになっています。毎日の食事を見直して、自然な食材から必要な栄養を摂取しましょう。


105.関節痛緩和にサプリメントは効果なし

英国医師会誌「British Medical Journal」オンライン版に2010年9月16日掲載された、ベルン大学社会・予防医学研究所のPeter Juni博士の研究によって「グルコサミンやコンドロイチンのサプリメントに治癒効果があるとの科学的証拠は認められない」と報告されています。

この研究では、
7件がグルコサミンやコンドロイチンの製造企業の研究助成で行なわれ、3件は製造企業から研究助成を受けなかった計10件の膝や股関節の関節炎患者3803人を対象とした無作為化臨床試験の結果を分析、全データの検討の結果、「コンドロイチン及びグルコサミンには、関節痛または関節腔狭小化に臨床的に意義のある効果は無い」ことが判明した。また、製薬企業の研究助成を受けた臨床試験では効果を評価する傾向があり、製薬企業から独立した試験では痛みに対する効果は認めず、製薬企業の研究費助成が研究結果にバイアス(偏り)を与えていることを指摘した。Juni博士は「評価した2つのサプリメントのいずれも、患者の疼痛緩和という点で、臨床的に意義のある有益性は認められなかった」と述べ、マイアミ大学ミラー医学部のAndrew Scherman博士は「サプリメントを使用しても費用がかかる以外に害はないだろう、しかし現時点では有効性を認める研究は存在しない」と述べています。

2008年の世界でのグルコサミン サプリメントの売り上げは約20億ドル(約1,700億円)に達し、2003年より60%増加しています。害もないけど効果もないモノに無駄な出費をしている現状を省みる必要がありそうです。


104.グルコサミンは関節炎の軟骨損失を改善しない

医学誌「Arthritis and Rheumatism」 のオンライン版に掲載された2008年の論文で、グルコサミンやコンドロイティンなどのサプリメントについて、関節炎患者の軟骨損失などの「進行を遅らせる証拠が見つからなかった」と、ユタ大学医学部リュウマチ学のアレン・サウィツケ教授が報告しています。

サプリメントの販売促進用宣伝用資料などと異なり、こういった大学医学部での研究では、「グルコサミンの効果は認められない」という結論になっています。 



103.グルコサミンは慢性腰痛等を改善しない

医学誌「米国医師会ジャーナル」の2010年7月7日オンライン版に掲載された、ノルウェイのオスロ大学の
Wilkens氏やGrundnes博士らの研究によると、「グルコサミンの経口投与は、慢性腰痛・変形性腰椎症患者に効果なし」と報告しています。

この研究は、25歳以上の慢性腰痛・変形性腰椎症患者250名を対象に、半年間の経口グルコサミン治療の効果を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討したものです。 

その結果、「評価項目とした疼痛関連障害、安静時腰痛、活動時腰痛、生活の質の改善は、6カ月後・ 1年後の時点ともに、有意な群間差は見られなかった」と研究者らは報告しています。

つまり、「関節に効く」などと宣伝されているグルコサミンの効果は慢性腰痛・変形性腰椎症患者には認められなかったということです。


医学誌「神経科学ジャーナル」に2004年11月17日に掲載された論文では、「慢性背部痛の患者は大脳皮質の萎縮・老化が10~20倍早い」と報告しています。

慢性腰痛を我慢できる程度だからと放置するのは賢明ではありません。


医学誌「Spine」2003年28号に掲載された研究では、「
慢性脊柱痛症候群の患者に対し、西洋医学の薬物治療、東洋医学の鍼治療、カイロプラクティックの矯正治療の比較で、カイロプラクティックが最も有効」と報告しています。 

これらの研究結果から、慢性腰痛などの方は、効果が科学的に証明されないグルコサミンに頼らず、効果が科学的に証明され、かつ、薬や鍼灸よりも優位性が認められているカイロプラクティックを早期に受けることが賢明でしょう。


102.大腸癌のリスクを知る

日本人の大腸癌死亡者数は年間約4万人で、癌の中では第3位ですが増加傾向にあり、更にその再発率は17.3%とされています。

大腸癌リスク国際基準で確実とされている項目は次の通り:


お酒をよく飲む: 平均して1日当たりの飲酒が、日本酒1合以上、ビール大瓶1本以上、ウイスキー・ダブル1杯以上、ワイン・ボトルの3分の1以上。

肉やハム・ソーセージ類をよく食べる: 1週間に500g以上の肉類を食べる。

太っている: ボディマスインデックス(BMI)で、女性は25、男性は27を超える。体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI

喫煙する: 1日に1本以上の煙草を吸う。

運動不足: 適度な運動を1週間に2時間30分未満しかしていない。


上記の5項目中で3項目以上に当てはまる人は、大腸癌リスクが極めて高く、特に飲酒のリスクが最も危険です。飲酒によるリスクの増加は、1合:1.4倍、2合:2倍、3合:2.2倍、4合:3倍と、平均1日飲酒量の増加に伴ってリスクも増加します。

従って、大腸癌のリスクを減らす方法は、飲酒を減らす、肉類を制限する、喫煙しない、適度な運動をする、適正体重を維持する、という事です。

これらは、生活習慣を改善するだけで可能な、どれ一つとして特別な出費を必要としないものですから、誰でも直ぐに始められます。出来る事から始めては如何ですか。



101.糖尿病と癌の関連性の研究

医学誌 「A Cancer Journal for Clinicians」オンライン版に2010年6月16日掲載された、米国癌協会(ACS)と米国糖尿病協会(ADA)が共同で設置した専門家グループによる研究では、「糖尿病患者は癌リスクも高い」と発表しています。

「肥満者やインスリン値の高い人は特定の癌への罹患率が高いことがいくつかの疫学的研究から示されているが、インスリンが原因なのか、その他の糖尿病の危険因子が関与しているのかを明らかにするのは難しく、決定的な科学的根拠はない」と、著者の1人であるマサチューセッツ大学メモリアル・メディカルセンターのDavid Harlan博士は述べています。

「インスリンおよびインスリン様成長因子が一部の癌を促進する可能性がある点、また2型糖尿病患者は診断される前に血液中のインスリンレベルが高い状態が何年も続いていることが多い点」、「糖尿病と肝癌、膵癌、子宮内膜癌、結腸直腸癌、乳癌および膀胱癌の間に関連がみられるというエビデンスが見つかった点」、「2型糖尿病と癌には、肥満をはじめいくつかの共通する危険因子がある点」を、筆頭著者であるハーバード大学公衆衛生学部の Edward Giovannucci博士は指摘しています。

そして、「今回の研究から言えることは、体重減量、運動、食生活の改善、禁煙などの生活習慣の改善によって、糖尿病および癌リスクに対して大きな効果が得られるということだ」とGiovannucci博士は述べています。

やはり、生活習慣などを正し、適正体重を維持し、適度な運動に勝る糖尿病対策や癌予防法は無いという事ですね。 予防という意味では、カイロプラクティックや鍼灸で免疫力や恒常性が発揮できるように体を整えておく事が有益でお薦めです。


100.ハンバーガーが小児の喘息リスクを増大

医学誌「Thorax」2010年6月3日号に掲載された、ドイツのウルム大学疫学研究所のGabriele Nagel博士の研究によると、「週に3回以上ハンバーガーを食べる小児は喘息および喘鳴のリスクが高い」と報告しています。

この研究では、富裕国および貧困国を含めた20カ国の小児5万人のデータを分析し、その結果、食事によるアレルギーへの影響はみられなかったが、食生活と喘息および喘鳴には関連がみられることが判明。

「富裕国、貧困国ともに果物を多く摂取している小児は喘鳴が少なく、富裕国では魚の摂取、貧困国では加熱した青野菜の摂取が喘鳴の予防になるようであった。これは、果物と野菜に豊富な抗酸化ビタミン類および生理活性物質、魚に含まれるオメガ-3脂肪酸によるものと考えられる。」と、また「肉類全般による喘鳴リスクの増大は認められなかったが、ハンバーガーを多く食べる小児は生涯の喘息、喘鳴の罹病率が高く、特に富裕国のアレルギーのない小児にこれが当てはまることもわかった」とNagel博士は述べています。

ハンバーガーだけが喘息の原因という訳ではありませんが、たとえ子供さんが食べたがっても週2回以上のハンバーガーの摂取は避ける方が無難でしょう。 子供さんが、どうしてもハンバーガーが食べたいと言う場合は、豆腐バーガーなどにする等、工夫をするとよいでしょう。 そして、魚、野菜や果物を多く摂取すると喘鳴の予防になるようですから、心掛けてみては如何でしょうか。



99.一般的な鎮痛剤で心臓障害による死亡リスク上昇

医学誌「Circulation: Cardiovascular Quality and Outcomes」オンライン版に2010年6月8日掲載された、ゲントフテ大学病院の Emil L. Fosbol博士らの研究では、「疼痛などの緩和作用のある非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の使用により、健康な人でも心臓障害による死亡リスクが高まる」と報告しています。

この研究では、100万人強の19972005年の医療記録の分析により、「イブプロフェン(商品名: AdvilMotrin)を使用する人は、致死性または非致死性の脳卒中リスクが29%高い、ジクロフェナク(VoltarenCataflam)の使用によりあらゆる心血管疾患による死亡リスクが91%増大、 またrofecoxibVioxx)では66%増大。 大量に服用する人では、ジクロフェナクによる心臓発作リスクは2倍、rofecoxibによるリスクは3倍であった。セレコキシブ(Celefrex)以外のあらゆるNSAIDにより、重大な出血イベントの発生率が増大する」と報告しています。


以前、医学誌「Hypertension」の2005年9月Vol.46に掲載された、ハーバード大学のJohn P. Forman, MD, PhDの研究で、「タイレノール、アドビル、アリーブなどの一般的な鎮痛薬が高血圧のリスクを上昇させる」と報告したことを紹介しました。

Forman博士は、「この知見は、一般的な鎮痛薬を服用することについて、もう一度よく考えるべきであることを意味している。個人レベルでは、これらの薬剤は非常に慎重に使用すべきである」と警告しています。

ステロイド剤は一時的な鎮痛消炎効果など症状緩和に一定の効果があるものの、長期の使用での強い副作用による健康被害がしばしば起こることでも知られていますが、非ステロイド性鎮痛消炎剤(NSAID)は比較的安全と言われていました。 しかし、鎮痛剤は、医療専門家を含めて我々が信じてきた程には安全ではないことが新しい知見で次々と明らかになっています。

この研究で明らかにされたように、健康な人でも心臓障害が起こって死亡リスクが増大する副作用がある鎮痛薬の安易な使用は避けて、鍼灸やカイロプラクティックなどの自然で安全な方法を先ず試すことが賢明な選択と言えるでしょう。



98.土の中の細菌で学習能力向上

米国微生物学会(
American Society for Microbiology)総会で2010年5月24日に発表されたセージ大学の研究によると、「自然の土の中にいる細菌の一種が、学習能力を向上させる可能性がある」と報告されています。

その細菌は、「mycobacterium vaccae」で、この細菌を死滅させた状態で摂取すると、学習能力との関連するセロトニン値が上昇し、不安レベルが低下することがこれまでの研究で判明していました。

今回の研究では、マウスに生きた細菌を摂取させ、細菌を摂取していないマウスと比較して迷路の学習で優れた成績を得られるかどうかを検討しました。

その結果、細菌を与えたマウスは「対照群の2倍の速さで迷路を通過することができ、不安行動は対照群よりも少なかった」と研究者らは報告しています。

「細菌の摂取を中止した後もマウスの迷路通過の成績は優位を保っていたが、3週間後には統計学的に有意な効果は消失した。この細菌が、哺乳類の不安および学習に関与していると考えられる」と述べ、「この細菌がよくみられる屋外で過ごす時間を取り入れることによって、不安を軽減し、学習する能力を向上できる可能性がある」と研究者らは指摘しています。


人は自然の中で過ごすとき、この細菌を口から摂取したり吸い込んだりしているということですから、大人も子供も、屋外で自然と親しむ事が精神的安定と学習能力向上にも良いようです。必要以上に潔癖になり、全ての細菌や微生物を敵視するのは間違いという事のようです。



97.健康的な日本食がうつを防ぐ

医学誌「欧州臨床栄養学ジャーナル」2010年5月19日付の電子版に掲載された、国立国際医療研究センターの南里明子研究員らの研究によると、「野菜や大豆食品、果物、海藻などをよく取る、健康的な日本食パターンの人は、うつ症状の頻度が他の食事パターンの人の半分以下」と報告しています。

この研究では、521人を対象に、1カ月間の食事を質問票で尋ね、それを基に食事のパターンを調べ、同時に世界的に広く使われている質問票でうつ症状を聞いた。統計手法で「健康日本食」「肉などが多い動物性食」「パンなどの洋風朝食」の3種類について、各人の食事パターンを強、中、弱に3分類、うつ症状との関連を分析した。

その結果、健康日本食パターンの傾向が強い人は、その傾向が弱い人に比べ、うつ症状の頻度が44%と低く、動物性食と洋風朝食のパターンでは、うつ症状との明白な関連は見られなかった。

国立国際医療研究センターのグループが今回の研究で「健康的な日本食パターン」とした主な食品は: ニンジン、カボチャ、キノコ、緑の葉野菜、キャベツ、白菜、大根、カブ、その他根菜、豆腐・厚揚げ、納豆、海藻、芋、果物、緑茶、小魚。

やはり、日本食は健康食と言えるようです。これらの食材を用いた、伝統的な日本食を摂取するように努めると良いでしょう。サプリメントでビタミン・ミネラルや栄養を摂ったつもりになり、好きな洋風・肉食ばかりを食べたり、偏食したりする食生活はお薦め出来ません。


96.心疾患リスクを下げる玄米・胚芽米

カリフォルニア州アナハイムで開催された「Experimental Biology」年次集会で2010年4月26日に発表された、テンプル大学医学部の江口暁准教授(生理学)の研究によると、「玄米および胚芽米が心疾患および高血圧のリスクを低減させる」と報告しています。

研究者らは、「玄米に含まれる成分が、高血圧および動脈血栓の一因となるアンジオテンシンIIと呼ばれる蛋白を阻害することが実験結果で示された。高血圧およびアテローム性動脈硬化症を予防するという点で、白米よりも玄米が優れていることを示すもので、玄米および胚芽米がこれら疾患のリスクを低減させる」としています。

この成分が含まれる米の層は玄米を精白する際に除去されてしまうが、玄米や胚芽米には、この層が残っています。

これまでにも玄米が体に良いことは言われていましたが、また一つその根拠が証明されました。先回のNo.95では、精白米など血糖インデックス(GI)の高い食品は、中性脂肪を増大させ、HDLコレステロール値を低下することに加えて、心疾患リスクが増えるという研究結果を紹介しました。

健康の為には、精白米には全く利益がありません。最初は白米に胚芽米を混ぜる事から初め、徐々に胚芽米の比率を増やし、そして玄米を混ぜ、と少しずつ慣らしながら、最終的には玄米食に変えてゆくと良いでしょう。



95.女性の心疾患リスクと炭水化物

医学誌「Archives of Internal Medicine」2010年4月12日号に掲載された、イタリア国立癌研究所のSabina Sieri博士らの研究では、「血中で糖に変換されることが速い炭水化物の多い食品を摂ると女性の心疾患リスクが増大する」と報告しています。

この研究では、男性15,171人と女性32,578人の情報を収集し、約8年間追跡して炭水化物の総摂取量だけでなく、その血糖インデックス(GI:特定の炭水化物の摂取後に血糖値が上昇する速さおよび程度を示す)にも着目して分析した結果、炭水化物の総摂取量が最も多かった女性は、最も少ない女性に比べ心疾患発症リスクが約2倍であることが判明し、また血糖インデックスの高い食品の摂取にリスクとの関連が認められました。

しかし、男性では炭水化物の総摂取量および血糖上昇指数の高い食品の摂取のいずれによる影響も認められませんでした。

コーンフレーク、精白パンおよび精白米など血糖インデックス(GI)の高い食品は、中性脂肪を増大させ、HDL(高比重リポ蛋白)コレステロール値を低下させることがこれまでにも判明しており、女性は今回の研究で心疾患という新たなリスクが加わりましたから、血糖インデックスの高い食品の摂取には要注意です。

ホールグレインのパンや、胚芽米・玄米などの「精白していない」ものであれば、血糖インデックスは高くないので問題は少なくなると思われますが、女性の皆さんは、食品のラベル表示を確認し、炭水化物(carbohydrates)だけでなく、糖(sugars)の項目を見て、その値の高いものは避けるようにした方が無難でしょう。



94.脳卒中発症リスクは歩いて軽減できる

米心臓協会誌(オンライン版)に2010年4月6日付で掲載された、ハーバード大学などの大規模調査によると、「1分間に80メートル以上という速足の女性は、普段歩かない女性と比べ脳卒中を発症する危険性が約4割低い」と報告しています。

この研究では、米国在住の健康な女性3万9315人(平均年齢54歳)を対象に歩行距離やその速度などと、約12年間の調査期間中の脳卒中発症を調べた結果: 

1.歩く頻度を問わず、分速80メートル以上の人が脳卒中になる危険性は、普段歩かない人と比べて37%低い
2.歩く頻度を問わず、分速53メートル以下のゆっくりと歩く場合の危険性は18%低い
3.週に2時間以上歩く人は速度に関係なく、歩かない人に比べ危険性は30%低い

脳卒中のうち特に死亡率が高い脳出血では:

4.分速80メートルの人で、歩かない人に比べ危険性が68%低い
5.週2時間以上歩く人は危険性が57%低い

という5つのことが判明しています。

歩くということは人類にとって基本的な運動ですが、米国のガイドラインで推奨されていた、1分間に約100歩のペースで歩行し、週に2時間30分の「適度な運動」が健康に良いことが、今回の研究でも裏付けられました。 人間は動物ですから、じっとしていて健康は維持できないのです。 先ずは無理のないペースで始めませんか? 「万里の道も1歩から」といいますが、健康も1歩からですね。


93.医療情報の正しい選択法

医学誌「New England Journal of Medicine」2010年3月4日号に掲載された、米国立癌研究所(NCI)のHesse 博士らの研究によると、「インターネット上で一般向けの健康情報が大量に提供されているが、有用な情報を選り分けるのは難しく、多くの人は先ずインターネットで調べてから、医師に相談している」と報告しています。

また、「インターネット情報に対する信頼はやや低下し、テレビなど他の情報源に対する信頼は急激に低下している」とHesse 博士は述べています。


医学誌「American Journal of Infection Control」2010年4月号に掲載された、米国コロンビア大学のScanfeld氏の研究では、「インターネットでは重要かつ正確な医療情報が得られることもある一方、誤った医療情報が「ツイッター(Twitter)」で急速に広まる可能性がある」と報告されています。


インターネットであれ、口コミの噂であれ、情報には発信源となる者が誤った知識に気が付かず発信しているものの他、利益誘導や広告目的などで事実ではない事柄などが含まれています。

また、
草思社から1996年に森英明(訳)で日本語版が出版されたM・スコット ペック著の平気でうそをつく人たち」~虚偽と邪悪の心理学~でも紹介された様に、自分は被害者であるように装い、さも本当のことかの様に嘘を話し、周囲の人達を陥れるタイプの「困った人」が我々の周りには存在します。

従って、巷で一般的に信じられている、「医学的常識」、或いは、「健康関連の常識」も正しくないものが少なくないのが現状です。

実際に、「カイロプラクティック」に関する情報は、インターネット、TV番組、雑誌、広告、そして噂など患者さんに訊いた話の殆どが正しくない情報や、思い込み・勘違いなどによる誤解を含んでいます。

Dr.松下順彦DC,LCP,DPhCSは、カイロプラクティック学を究めたとして「カイロプラクティック哲学専門医(DPhCS)」の認定を日本人で唯一取得しています。 従って、当Webサイトで提供するカイロプラクティックの情報は、「日本語による最も正しいカイロプラクティックの情報」となる様に、DPhCS専門医としての責任と誇りに基づいて提供することに努めています。

この医学・健康関連情報では、一般の方が調べる事が困難な医学誌や専門誌などに掲載された医学的、栄養学的、公衆衛生学的、運動学的そしてウエルネスなど様々なカテゴリーの情報を提供していますが、情報の根拠となる参考文献や論文を明示して信頼性を高めるように努めています。 

そして、その姿勢は一貫して当Webサイトの哲学的骨幹になっています。 当Webサイトが提供する情報が、貴方の健康関連知識の参考となり、貴方の健康管理の一助となれば幸いです。



92.中年期の体重増減と死亡リスクが関連

厚生労働省研究班が2010年3月23日に発表した研究によると、「中年期以降に体重が5キロ以上増減した人は変化が小さい人に比べ死亡の危険性が1.3~1.7倍高まる」ことが報告されました。

この研究では、40~69歳の男女約8万人を対象に5年間の体重変化を調べ、その後の約9年間の生存状況を追跡しました。

その結果、5年間で体重が5キロ以上減った人は、体重増減が2.4キロ以内の人に比べ、死亡リスクは男性で1.4倍、女性で1.7倍高いこと、また、5キロ以上増えた人では男女とも2.4キロ以内の増減の人に比べ死亡リスクは1.3倍高いことが判明。

このうち、癌による死亡リスクは、5キロ以上減った人で男女とも1.5倍、循環器疾患では5キロ以上増えた女性で1.9倍に上昇していました。


医学誌「米国医師会ジャーナル」2010年303号に掲載された研究によると、「女性が標準体重を維持するには中程度の身体活動で効果あり」と報告しています。

この研究では、普通食摂取の健常女性34079名(平均54.2歳)を対象に、身体活動と体重変化の関係を前向きコホート研究で1992年~2007年の間調査し、その結果、BMI25未満(標準体重)の女性4540名については、強度が中程度の身体活動を1日に60分行うことで、13年間標準体重を維持し、また増加した体重は2.3kg未満であることが判明しました。

米国では、健康維持のために1週間に2時間30分の強度が中程度の身体活動を奨励していますが、中年期の女性が標準体重を維持するには1週間に7時間の運動が必要なようです。 体重が増えるのも問題ですが、ダイエットもしていないのに体重が減るのも、背景には病気の前兆や代謝機能の変化があると考えられるので要注意です。 体重を適当に維持するのも長生きのポイントですね。


91.子供の最新医学研究情報

医学誌「米国医師会ジャーナル」2010年303号に掲載された研究では、「慢性症状を持つ小児が増加傾向」であると報告しています。

この研究では、2~8歳の小児の肥満、喘息、その他の身体的症状、行動/学習障害などの慢性症状について、3コホートで前向きに調査した結果、「試験終了時の有病率は1988年から2006年にかけて増加」が確認されました。


医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル」2010年362号に掲載された研究では、「小児期の肥満・耐糖能異常・高血圧と短命に強い関連」と報告しています。 

この研究では、1945~84年出生の4857名を対象に、小児期の心血管リスク因子と寿命の関係を調査し、その結果、「小児期の肥満によって2倍以上、高血糖で73%、高血圧で57%も55歳未満での死亡リスクが上昇する可能性」が指摘されています。


医学誌「英国医学ジャーナル」2009年339号に掲載された研究では、「小児期の身体活動が青年期の肥満を防ぐ」と報告しています。

この研究では、4,150名の小児を対象に前向きコホート研究を実施、その結果、「12歳児の身体活動度と14歳時点での肥満度が強く相関しており、特に小児期の中等度~高度の身体活動が青年期早期の体脂肪量減少に関与する」ことが判明しました。


これらの研究結果から、保護者である親として子供の健康と幸せを願うなら、子供の体重・体型や健康状態を時々チェックすると同時に、ビデオゲームやコンピュータ等ではなく体を動かす遊びを促し、充分な運動量を確保するようにしてあげると良いでしょう。 

近年、基礎体力が低下し、姿勢の良くない子供が増えています。 医師(MD)による内科的な検診と並行して、カイロプラクティック医師(DC)による神経筋骨格系の検診を受けることも大切です。



90.子供の体力と学力成績に関連性

米国心臓協会(AHA)の「2010年栄養・運動・代謝会議」で3月2日に発表された、ウェストバージニア大学のLesley Cottrell小児科准教授の研究によると、「子どもの体力と学業成績の間には関連がある」と報告されています。

この研究では、約1,200人の5年生の生徒を対象に調査し、2年後の7年生の時点での体力を評価し、国語、数学、理科、社会の4科目の標準化試験を実施した結果、国語を例にすると、5年生で良好な体力を示し、それを7年生まで2年間維持していた生徒の平均点が3.31点(5点満点)と最も高かった。

5年生では体力不足とされたが7年生で良好な体力となった生徒は3.14点。5年生の時点で体力は良かったが7年生では体力低下となった生徒は3.03点、5年生から体力が低い状態が続いていた生徒の成績が最も低く2.91点であった。この傾向は4科目全てに共通していた。

「重視すべきは体力であり、体調良好な体力のある子供は学校の試験の成績もよい」と、Cottrell准教授は述べています。

過去の研究では、「姿勢を正しくして受けるとIQテストの成績が30%高い」という報告もあります。 実際に、姿勢が悪いということで来院し、筆者のクリニックでカイロプラクティックのケアを受けてから、体調や精神面などの改善により、嫌いだった算数が好きになって成績も向上した小学生の子もいます。

子供の健康と学業成績の向上の為に、カイロプラクティックで姿勢を正しつつ健康管理し、併せて適度な運動で体力をつける事が重要と言えるでしょう。




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