

カイロプラクティックとは
カイロプラクティックは、アメリカで約110年前に生まれた新しい医学です。 手術や薬を用いず、自然で安全かつ効果的な療法として発展して来ました。 今日では全米で毎年約二千万人がカイロプラクティックを受けています。 西洋医学、東洋医学と並び、世界三大医学のひとつとなったカイロプラクティックについて、このページではQ&A形式で説明してまいります。
Q:カイロプラクティックって何ですか?
A:カイロプラクティックは、1895年にDDパーマーが創始したアメリカ生まれの新しい医学です。 カイロプラクティックという名称は、カイロ(手)とプラクティコス(為された)というギリシャ語から創られた新造語であり、この新しい医学に名付けられました。
創始者のDaniel David Palmer は、この新しい医学を次のように定義しています。
カイロプラクティックとは、自然の法則に基づく哲学・科学・芸術であり、病気の原因となる脊柱上の分節の不整列を、素手によってのみアジャスト(矯正)するシステムである。

Q:カイロプラクティックはどんな病気を治せるのですか?
A:カイロプラクティックは前述の様に西洋医学とは異なります。 従って、西洋医学の診断名、つまり病名が付けられた病気を治療する訳ではありません。 カイロプラクティックは、先天性の病気や、骨折・創傷などの重度の外傷、悪性腫瘍(癌)、出血性疾患などの緊急に専門医による医学的処置を必要とする様な一部のケースを禁忌とする以外は、ほとんど全ての病気や疾患、体調不良に効果が期待出来ます。
特に頭痛、頚部痛、腰痛などでは他の医療より優れた効果が、アメリカ、英国、カナダ、ニュージーランドなどの政府による研究で証明されており、筋骨格系疾患のほか、喘息などのアレルギー性疾患や、リウマチなどの自己免疫疾患、子供の中耳炎、不妊症、生理不順・生理痛など婦人科疾患、内科系疾患などで効果が報告されています。
貴方の病気や症状がカイロプラクティックのケアの適応であるかどうかは、ドクター・オブ・カイロプラクティックだけが正しく判断することができる専門家です。 カイロプラクティックは全科医療ですから、症状や病名にこだわらず先ずは相談される事をお勧めします。
Q:カイロプラクティックではどんな診察や治療をするのですか?
A:カイロプラクティックの診察は、西洋医学の医師とも共通の問診、視診、聴診、触診などと共に、必要に応じて神経学的・整形外科的検査、そしてX線写真撮影による検査などを行います。 また、カイロプラクティック独自の温度計測機器による検査、動体触診、姿勢分析、下肢長差計測などを行います。
診察の結果から医学的にどういう状態であるかを認識したうえでカイロプラクティックの禁忌症でない事を確認し、最終的に患者さんの脊柱に病気や症状の原因となっている(又は、なり得る)神経機能を妨害する不整列(サブラクセーション)が在るか無いか、在ればその部位と状態を示すことがカイロプラクティックにおける診断(所見)となります。
カイロプラクティックの治療は、前述の所見に基づき、そのサブラクセーションと呼ばれる脊柱上の不整列した椎骨を、アジャストメントと呼ばれる独自の矯正法で素手によって取り除くようにする事です。
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Q:カイロプラクティックの治療は痛くないですか?
A:いいえ痛くはありません。 カイロプラクティックは、大学で7年間の教育を受け、正しく訓練されたドクターが行うものであり、必要最小限のコントロールされた力と、一瞬の素早い矯正ですから、新生児から高齢者の患者さんまで安心して治療を受けて頂けます。
稀に敏感な方や、局所に炎症を起こしている方の場合は、一瞬少しだけ痛いように感じることがあるかも知れません。 しかし、心配するほどの痛みではありません。
日本のテレビ番組でバキバキッと派手な音を鳴らしているのを見て怖がっている方も時々いらっしゃいますが、あの類のものはテレビのショーであり、整体などと呼ばれるものであり、正式なカイロプラクティックとは全く無関係のものです。 当クリニックでは、あのように首や体を捻ったりする事は絶対にありません。
Q:カイロプラクティックはくせになりますか?
A:はい、なります。 それはカイロプラクティックのケアによって体調が良くなり、それを維持し、また健康を増進したいと患者さんが思われる事によって、カイロプラクティックのケアに定期的に通われるようになる方が多いという意味からです。
慢性疾患に対する西洋医学の薬のように一生飲み続けなければならない、又は麻薬のように中毒になるという意味ではありません。
Q:どのくらい通わなければいけませんか?
A:それは患者さんによって異なります。 症状がきつい場合はコンディション・ベースド ケアといって集中治療期にあたりますから、週に2〜3回の治療が必要になるケースもあります。 この段階のケアは、患者様の全体的な健康状態と、症状やコンディションの程度によって、数回の来院から数ヶ月位の期間になります。
症状が治まればヘルス ケアという治療プランに移ります。 症状が無くなったといっても、まだサブラクセーションが完全に矯正されていない状態であり、それを取り除く事で健康へ導く段階です。 この段階では、慢性のサブラクセーションを減少させ、正常な脊柱の形勢を修復し、そして脊柱の安定性を回復させる努力をします。 週に1回から月に2〜3回程度の頻度で治療が必要になるでしょう。
カイロプラクティックによって最適の健康と脊柱の安定を享受する事が出来た患者さんは、その状態を維持し、増進する為に第三段階であるウエルネス ケアに移行します。 このウエルネス ケアは、健康であり続ける為のものであり、未来の怪我や病気を未然に防ぐことを目的とし、定期的に脊柱を調べ必要に応じて矯正するのです。 これは、歯科医に定期的に診察を受けるのと同じです。 ウエルネス ケアのプランは、家族歴、職業、これまでの怪我やストレスの度合い等を考慮して個人毎に適切に設定されます。
Q:カイロプラクティックの治療は保険が利きますか?
A:はい、アメリカではカイロプラクティックは正規の医療ですから保険が利用できます。 但し、貴方が加入されている保険会社や保険の補償内容(契約内容)によっては、カイロプラクティックをカバーしていないものもあります。 また、保険によってカバーする程度が異なりますので、詳しくは貴方の保険会社にお問い合わせ頂くのが確実です。
万一、保険がカイロプラクティックをカバーしていない、カバーする回数を越えてしまったような場合でも、それは保険の側の問題であり、それと貴方自身が貴方の健康の為にカイロプラクティックのケアが必要であるという事とは別の問題であり重要度が違います。 カイロプラクティックは費用対効果に優れており、自費であっても満足度が高いものです。
Q:X線写真は必ず撮るのですか?
A:いいえ、絶対ではありません。 先ず診察を進めていき、貴方の脊柱にサブラクセーション(不整列)が在る徴候がある場合のみX線検査を行います。 つまり、サブラクセーションが在りカイロプラクティックのアジャストメント(矯正)が必要となる場合、正確な診断と分析、安全と確認の為にX線写真が必要となります。
X線写真を見るという事は確認し知るという事であり、それを見ないという事は予想・想像という事です。 当クリニックでは、正当な理由なしに貴方の健康に関する重要な部分を想像だけで治療する事は致しません。 当クリニックでは、少ないX線量で高品質のX線写真を撮影出来る最新の高性能X線機器を導入しております。
但し、乳幼児や妊婦さんの場合は、利点よりもリスクが高い可能性がありX線写真は撮影致しません。
妊娠の可能性がある女性の患者様は胎児保護の為、必ず事前に申し出てください。
Q:ドクター・オブ・カイロプラクティック(DC)って本当のドクター(医師)なんですか?
A:はい、アメリカ合衆国政府に正式に認められたDoctor of Chiropractic (DC) の学位を持ち、全米50州全てで認められ免許されているカイロプラクティックという医学のドクターです。 もし、貴方が西洋医学の医師(MD)だけを本当のドクターと思っておられるなら、そういう意味においては、DCはいわゆる医師(MD)とは違います。
日本では医師と言えるのは、いわゆる西洋医学の医師(MD)と歯科医師(DDS)だけですが、アメリカでは西洋医学の医師(MD)、カイロプラクティックの医師(DC)、オステオパシーの医師(DO)、ナチュロパシーの医師(ND)、歯科医師(DDS)などがドクターとなっています。
当クリニックの院長であるDr.松下は、パーマー・カイロプラクティック大学を卒業してDCの学位を取得、国家試験に合格しイリノイ州からカイロプラクティック医師免許(Licensed
Chiropractic Physician)を取得しています。
Q:カイロプラクティックと西洋医学の医師の教育はどう違うのですか?
A:アメリカでは西洋医学の医師(MD)になるためには一般大学で4年間のプレ・メディカルと呼ばれる課程を修了し、医学校入学試験で所定の成績を収めて入学が認められると、いわゆる医学部で4年間の医師専門課程を経て医師となります。
カイロプラクティックの医師(DC)となるには一般大学で3〜4年間のプレ・カイロプラクティック課程を修了し、入学が認められるとカイロプラクティック大学で4年間のDC専門課程を履修し、卒業するとDC学位が与えられます。
MDは8年間、DCは7〜8年間の大学院レベルの教育を受けてそれぞれの学位が得られます。 以下にMDとDCの学生の教育の比較図を参考の為ご紹介します。
| 基礎科学科目履修時間比較 | ||
| 科目 | DC学生 | MD学生 |
| 解剖学/胎生学 | 456 | 215 |
| 生理学 | 243 | 174 |
| 病理学/老年学/小児科学 | 296 | 507 |
| 生化学 | 161 | 100 |
| 微生物学 | 145 | 145 |
| 診断学 | 408 | 113 |
| 神経学 | 149 | 171 |
| 放射線学 | 271 | 13 |
| 心理学/精神医学 | 56 | 323 |
| 産科学/婦人科学 | 66 | 284 |
| 整形外科学 | 168 | 2 |
| (合計時間) | 2419 | 2047 |
| 総合最低教育時間 | 4485 | 4248 |
この表からもわかるように、カイロプラクティックの医師(DC)も西洋医学の医師(MD)も、共にドクターとして十分な教育を受けています。
Q:サブラクセーションって何ですか?
A:サブラクセーションとは、カイロプラクティックが人体の神経系の機能に着目し、正常な神経機能の障害となることで病気や症状の原因となり得ると考える、脊柱上に起こった脊椎の不整列を示す言葉です。
従って、カイロプラクティックにおいて診断とは、貴方の脊柱にこのサブラクセーションが在るのか無いのか、在ればどの脊椎の分節か、その状態や程度はどうかなどを導き出すことです。
症状があるか無いかはサブラクセーションの存在を判断するうえでは、比較的重要ではありません。

また、貴方のドクター(DC)が行う治療とは、このサブラクセーションをアジャストメントと呼ばれるカイロプラクティック独自の矯正法を用いて、素手だけで矯正して取り除くことです。
A:いいえ、無関係ということではありません。 サブラクセーションがどこにどういう状態で起こり、神経機能のどの部分をどのように障害しているか等によって、必ずしも症状が現れるとは限らないのです。
例えば、痛みに関与する神経の部分がサブラクセーションの影響を受ければ、直ぐに痛みを感じるなどの自覚症状が出るかも知れません。
しかし、筋肉に関与する部分だと筋肉の機能が低下してもその程度によっては自覚することまでには至らない場合もあります。
ゴルフをされる方で「最近ドライバーの飛距離が伸びない」とか、「ショットのコントロールが乱れる」などと思っている方は、実はサブラクセーションが原因ということも考えられるのです。

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Q:サブラクセーションと症状は無関係なのですか?
また、内臓などに関与する部分だと、「最近食欲がない」とか、「生理痛がひどい」と自覚症状があっても、それがまさか背骨に起こったサブラクセーションが影響しているとは一般の方は思いもしないでしょう。 背中には自覚症状がないのですから・・・。
癌を例にしてお話すると、体内に癌細胞が発生してもそれがある程度大きくならないと症状は出てきません。 自覚症状が出てきて医師の診察を受けると既に大きくなり過ぎ、転移もしている末期癌であるという事も稀ではありません。 つまり、症状が出る前から、症状が無くても既にそこに癌はあったのです。
サブラクセーションも同様に、症状がなくてもそこにあり、貴方の健康を蝕んでいる可能性があるのです。 サブラクセーションは、放置すれば癌と同じように進行してゆきます。 背骨である椎骨や椎間板などが退行性変性を起こし、徐々に貴方の体の正常な機能が失われてゆくのです。
神経系は体の免疫系のコントロールにも関与していますから、サブラクセーションによって神経機能が障害され、それによって免疫力が低下することが風邪のウイルスに負けて風邪を引いたり、癌細胞の増殖を初期の段階で防げないことなど、様々な病気の原因と考えられ、その実証と研究が進められています。
最新の研究でも遺伝子の異常が原因とされる癌の割合はたった5%です。 残りの95%の方は何故癌になったのでしょうか。 西洋医学では明確な答えがありません。
カイロプラクティックでは、サブラクセーションを出来るだけ早期に見つけ取り除くことが、先天性疾患などを除いた、様々な病気の根本原因を取り除くことであり、そして未来の病気を予防する事にもなるとされています。
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Q:サブラクセーションを放置するとどうなりますか?
A:サブラクセーションを放っておくと、脊柱の骨や椎間板などに退行性変性が起こります。 骨が変形し、椎間板は薄くなり、可動性の減少など機能が失われていくその過程をサブラクセーション退化と呼んでいます。
サブラクセーション退化は、進行の度合いから第一期〜第四期に分類されます。




| 正常 |
| サブラクセーションが無い脊柱は、配列が滑らかな彎曲(この例の様に頚椎側面像では前彎)に並び、骨質も充分で、椎骨の形状にも異常は認められない。 また、周辺軟部組織の異常もなく、椎間板のスペースも充分に維持されている。 |
| 第一期 |
| 第一段階は、0〜20歳のとても若い時期に起こる。特徴としては、運動性の異常がある、初期の軟部組織変化を認める、そして骨の構造的変性は見られない(不整列はある)等である。放置された期間(慢性度)によるが、アジャストメントによって数週間から数ヶ月でほぼ正常に戻る。 |
| 第二期 |
| 第二段階は、20〜40歳の青・壮年期の成人が一般的である。第一段階の変化に加えて、繊維症、X線写真で初期の骨変化を認める、椎間板や骨外郭の変化等が特徴である。治療に対する反応としては、著しい改善が見られるが、数年に渡る長期間のケアが必要である。 退行性変性の進行を停止させる事が第一目標であり、幾分かの退行性変性が回復する可能性もある。 |
| 第三期 |
| 第三段階は、40〜60歳の熟年期の成人が該当する。重大な退行性変性と再生の変化として、前部及び後部運動構成単位における骨癒合が認められる。ケアの目的は、サブラクセーション退化の進行を緩め、遅らせる事であり、生涯にわたるケアが必要である。 |
| 第四期 | 第四段階は、60歳以上の老年期であり、第一段階から第三段階までの全ての変化に加えて、運動構成単位の完全癒合が見られる。 この状況に至っては、問題となる部位の退行性変性を遅らせる為のケアを該当部位に加える事は出来ない。 |
Q:サブラクセーションは治るのですか?
A:治ります。 但し、上記のサブラクセーション退化で説明したように、退化の度合いが進んだケースでは、治る度合いも限定される場合があります。 従って、出来るだけ早期にカイロプラクティックのケアを受け、サブラクセーションを取り除く必要性がお解かり頂けることと思います。
実際にカイロプラクティックのアジャストメントによって矯正され、X線写真上でその変化が確認出来る様子をお見せ致しましょう。
症例1:50代女性、主婦、交通事故によるムチウチ症で主訴は頭痛。 大学病院、整形外科、整骨院などを回ったが2年以上症状が改善せず、紹介され来院。 矯正部位は第二頚椎(C2)のみ。 左側:術前の写真で
で示されたC2が右に回旋しているのが解る。 また、首全体も右に傾斜している。 右側:術後の写真では
で示されたC2が中央に戻り、回旋変位が矯正されていることが判る。 首全体の傾斜も減少し、主訴の頭痛も消失、交通事故の後遺症は完治した。




Q:サブラクセーションは誰にでも起こるのですか?
A:はい、誰にでも起こり得ます。 人間だけが地球上では二本足で直立して歩く動物であり、脊柱の構造上の脆弱性などの理由で脊椎の不整列が起こり易いと言われています。 また、人間は他の動物より進化した分、精神的な要素が身体に影響を及ぼし易いことも関係しています。
カイロプラクティックの創始者DDパーマーは、サブラクセーションの起こる原因を1.トラウマ(Trauma:
外傷)、2.トキシン(Toxin: 毒・有害物質)、3.ソウト(Thought: 思考・自己暗示)の3つのTであるとしています。
トラウマは外傷であり、交通事故などの大きなもの、スポーツでの転倒や他の選手との接触、仕事や家事での労働や反復して同じ動作・姿勢や作業を繰り返すなどの疲労性のもの、日常生活上の習慣、くせ、軽い転倒や打撲などが該当します。
トキシンは有害物質であり、きのこ、フグなどの毒や、大気汚染、水質汚染などの環境からの有害物質、食品添加物、化学調味料などの有害物質、環境ホルモン、そして医薬品(薬)の副作用などの毒性などが該当します。
ソウトは思考であり、心配事や精神的ストレスなどの精神的疲労、マイナス思考などの自己暗示、その他人間特有の神経性、精神性の負担などが該当します。
従って、社会性の動物である人間ならば誰しもが上記の何らかの原因でサブラクセーションを起こしている可能性が考えられます。 赤ちゃんですらストレスなしにはいられません。 貴方の大切な体の根幹となる脊柱にも、サブラクセーションが出来ているかも知れません。
サブラクセーション退化が進行する前に、是非カイロプラクティックの検査をお勧めします。
当院では、コンピュータ化サーモグラフによる脊柱の検査を初回無料で提供しております。 お気軽にご相談ください。
