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ACE CHIROPRACTIC CLINIC
505 E. Golf Road Unit G, Arlington Heights, IL 60005

Tel: 847-290-9226

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鍼灸とは

Q:東洋医学は他の医学とどう違うのですか?

A:西洋医学は、病気の原因を細菌やウイルス、または遺伝子の異常等であると考え、治療方法は主に薬を投与したり、問題の起こった臓器を手術で取り除いたりする医学です。 症状を抑える為に、症状が起こる状態の逆の作用をする化学物質(薬品)を用いればよいとする考え方からAllopathic Medicine (逆症療法医学)とも呼ばれています。

カイロプラクティックは、人間の体の機能を調整する神経系に着目し、その中枢である脳からの神経インパルス(Life Force)の伝達を妨害する背骨の不整列(サブラクセーション)が主な病気の原因と考え、それを矯正する為にその脊椎を素手でアジャストする事が治療であるとするものです。

東洋医学は、陰陽論や五行説といった古代中国に発祥した理論に基づき、気・津・血の滞り、特に気のバランスの乱れを病気の主な原因と考えるものです。 治療法には、鍼灸、湯液(漢方薬)、推拿(按摩)、気功、食養などがあります。  

鍼灸は、古代中国で約3000年以上前に生まれた中国医学の一部です。 鍼(ハリ)や灸(もぐさ)を用いた自然で安全かつ効果的な療法として発展して来ました。 今日では世界的に認知され、アメリカでも各州で免許制度が拡大されてきています。 西洋医学、カイロプラクティックと並び、世界三大医学のひとつである東洋医学と鍼灸について、このページではQ&A形式で説明してまいります。 

Q:鍼灸って何ですか?

A:鍼灸は、今から3000年以上も前に古代中国に起こり、その後発展しながら中国・朝鮮・日本などの東アジア地域を中心に普及した東洋医学(中国医学)の一部です。

東洋医学の理論に基づき、鍼(ハリ・針)を経穴(ツボ)に刺したり、お灸(もぐさ)をすえたりする事で、経絡を流れる気を調整する治療法です。

Q:鍼灸はどんな病気を治せるのですか?

A:鍼灸(東洋医学)は前述の様に西洋医学とは異なります。 従って、西洋医学の診断名、つまり病名が付けられた病気を治療する訳ではありません。 鍼灸は、先天性の病気や、骨折・創傷などの重度の外傷、悪性腫瘍(癌)、出血性疾患などの緊急に専門医による医学的処置を必要とする様な一部のケースを禁忌とする以外は、ほとんど全ての病気や疾患、体調不良に効果が期待出来ます。

貴方の病気や症状が鍼灸の適応であるかどうかは、鍼灸師(中国では中医医師)だけが正しく判断することができる専門家です。 鍼灸は全科医療ですから、症状や病名にこだわらず先ずは相談される事をお勧めします。

以下に鍼灸の適応症とされているものを西洋医学の病名にあてはめてご紹介します。 

Q:鍼灸ではどんな診察や治療をするのですか?

A:鍼灸の診察は、東洋医学、鍼灸独自の四診法である望診・問診・聞診・切診などを行います。

望診は、患者さんの姿勢や顔色を見たり、舌診という舌の状態を見る診察法です。 問診は、寒熱、汗、便、尿、飲食などについて問うものです。 聞診は、患者さんの声の状態、匂いを確かめるものです。 切診は、脈を診る脈診や、腹部などに触診するなど患者さんに触れて診察するものです。


鍼灸の診察では、必要に応じて西洋医学の医師とも共通の問診、視診、聴診、触診などと共に神経学的・整形外科的検査などを行うこともあります。

診察の結果から医学的にどういう状態であるかを認識したうえで鍼灸の禁忌症でない事を確認し、そして患者さんに病気や症状の原因となっている(又は、なり得る)気・津・血の滞りや経絡のバランスの崩れが在るか無いか、在ればその状態を示すことが鍼灸における診断(所見)となります。 それを「証」と呼んでいます。

鍼灸の治療は、証に基づき、乱れた気・津・血の流れを鍼(ハリ)や灸(もぐさ)を用いて適切な経穴(ツボ)に刺激を加えることで調整し、経絡のバランスを整えるようにする事です。 これが「本治法」と呼ばれる、鍼灸の根幹となる原因療法です。

また、必要に応じて「表治法」と呼ばれる、症状のある局所に対する対症療法を加えることもあります。 しかし、「本治法」で原因を解決せずに「表治法」で症状を抑えても根本的な治療とはなりません。 治療後に一時的に症状が軽減しても、数日後、数時間後には元に戻ってしまいます。 これでは、いつまで経っても根本的には直らず、ずっと治療に通うか、「鍼灸は効かない」と治療を止めてしまうことになります。

そう云う理由から、当クリニックではカイロプラクティックと鍼灸を中途半端に混ぜるような臨床形態は致しません。

当クリニックでの診察や治療のバーチャルツアーはこちらからどうぞ。

Q:鍼灸治療は痛くないですか?

A:いいえ痛くはありません。 正式な教育を受け正しく訓練された鍼灸師が行う場合は、殆ど鍼による痛みを感じることはありません。 もし感じても一瞬僅かにピリッとする程度のもので心配するほどの痛みではありません。 いつ鍼を打ったのか気が付かない患者さんもいらっしゃいます。 鍼灸の鍼は、注射器の針の穴に余裕で通るくらい細く、髪の毛程の細さものです。

当クリニックでは、最高品質の日本製ディスポーザブル(使い捨て)鍼灸針を導入し、直径0.2mmのものを主に使用しておりますので、鍼の感覚がソフトであることに加えて、感染の面でも安心して治療を受けて頂けます。

もし、2〜3本でどうしても鍼が痛く感じて耐えられない場合は中止致します。 しかし、鍼治療の心地良さに、治療中寝入ってしまう患者さんも少なくありません。 当クリニックでは自信が御座いますので、是非お試しください。

乳幼児、児童といった子供の場合は、小児はりといって皮膚に接触するだけで刺さない(刺入しない)タイプの鍼を用いますので、痛みも無く安心して治療を受けて頂けます。

Q:鍼灸治療はくせになりますか?

A:はい、なります。 それは鍼灸治療によって体調が良くなり、それを維持し、また健康を増進したいと患者さんが思われる事によって、鍼灸治療に定期的に通われるようになる方が多いという意味からです。 鍼灸治療は心地良く、眠ってしまわれる患者さんも少なくありません。 ストレスからのリフレッシュに鍼灸を利用される企業のエグゼクティブや、体調維持に鍼灸を用いるスポーツ選手、学生、高齢者の方なども沢山いらっしゃいます。

慢性疾患に対する西洋医学の薬のように一生飲み続けなければならない、又は麻薬のように中毒になるという意味ではありません。

Q:どのくらい通わなければいけませんか?

A:それは患者さんによって異なります。 症状がきつい場合は集中治療期にあたりますから、週に2〜3回の治療が必要になるケースもあります。 この段階のケアは、患者様の全体的な健康状態と、症状やコンディションの程度によって、数回の来院から数ヶ月位の期間になります。

症状が治まれば、週に1回から月に2〜3回程度の頻度で治療が必要になるでしょう。

鍼灸によって最適の健康と経絡・気血のバランスを享受する事が出来た患者さんは、その状態を維持し増進する為、また未来の怪我や病気を未然に防ぐことを目的とし、定期的に脈状などを調べ必要に応じて鍼灸治療で調整するようにします。 これは、歯科医に定期的に診察を受けるのと同じです。 この定期チェックケアは、家族歴、職業、これまでの怪我やストレスの度合い等を考慮して、月に1回、3ヶ月に1回など個人毎に適切に設定されます。 

Q:鍼灸の治療は保険が利きますか?

A:はい、アメリカでは近年、知識人を中心に国民の西洋医学離れが進み、代替補完医療の需要が急増してきたこともあり、企業などの保険を中心に鍼灸の治療に保険が利用できるケースが増えてきています。

但し、貴方が加入されている保険会社や保険の補償内容(契約内容)によっては、鍼灸をカバーしていないものもあります。 また、保険によってカバーする程度が異なりますので、詳しくは貴方の保険会社にお問い合わせ頂くのが確実です。

保険を利用されることをご希望の患者様は、当クリニックでの初診時に保険カードをご持参頂き、当クリニックからも保険会社に確認の連絡を患者様に代行して行います。

万一、保険が鍼灸をカバーしていない、カバーする回数を越えてしまったような場合でも、それは保険の側の問題であり、それと貴方自身が貴方の健康の為に鍼灸治療が必要であるという事とは別の問題であり重要度が違います。 鍼灸治療は費用対効果に優れており、自費であっても満足度が高いものです。

Q:鍼灸治療ではX線写真は必要なのですか?

A:いいえ、鍼灸(東洋医学)の診察においてX線写真は必要ではありません。 しかし、貴方の既往歴、現病歴、また症状などによっては、鍼灸師としてではなくドクターとして先ず診察を進めていき、正確な診断と分析、安全と確認の為にX線写真が必要と判断した場合に限ってX線写真を撮影することはあり得ます。 

当クリニックでは、少ないX線量で高品質のX線写真を撮影出来る最新の高性能X線機器を導入しております。 但し、乳幼児や妊婦さんの場合は、利点よりもリスクが高い可能性があるのでX線写真は撮影致しません。 

妊娠の可能性がある女性の患者様は胎児保護の為、必ず事前に申し出てください。

Q:鍼灸の教育や免許制度はどうなっていますか?

A:アメリカ合衆国でも鍼灸は認知されてきており、鍼灸修士号の学位を与える大学院レベルの教育もあります。 全米50州全てとはいきませんが鍼灸師免許を与える州も増えてきています。 しかし、ドクターではなく Licensed Acupuncturist という鍼灸師免許です。

イリノイ州では、Licensed Acupuncturist の免許制度があり、認定を受けた教育施設で1350時間以上(臨床実習最低500時間を含む)の教育を受け州が認めた者に免許を与えています。 イリノイ州のその有効な免許を取得していなければ Acupuncturist などと名乗ってはならないと名称の占有権も認めています。 

MDやDCなどの Physician (医師)の免許を取得しているものは、政府が認めた機関で鍼灸の教育を100時間以上履修し修了証 (Certification) を受ければ、その医師の免許の下で鍼灸を臨床することは認められています。 イリノイ州のカイロプラクティックのドクターで鍼灸の治療も提供している者の殆どが、この100時間程度の教育を受け修了証を得たものです。

当クリニックの院長であるDr.松下は、パーマー・カイロプラクティック大学を卒業してDCの学位を取得、国家試験に合格しイリノイ州からカイロプラクティック医師免許(Licensed Chiropractic Physician)を取得しています。 そして、日本の正規の教育機関で2235時間(780時間臨床実習含む)の鍼灸の教育を修了して卒業し、その学校はアメリカでも認められていることから、そのCertification を根拠にDCの免許の下で臨床しています。 また、日本で鍼灸師の免許を所持し、教育時間も十分にイリノイ州の基準を超えており、臨床経験も10年以上あるので現在イリノイ州の Licensed Acupuncturist に書き換え申請を準備中です。

東洋医学的にみれば、「生理痛がひどい」、「頭痛がする」というような症状がある人はもちろん、「食欲がない」、「肩がこる」、「冷え性だ」、「疲れやすい」といったような病気とまではいかないけれどなんとなく体調が優れないというような人も、経絡のバランスが乱れたことにより身体機能が変調を起こしていると考えます。

東洋医学では、経絡のバランスを出来るだけ早期に回復することが、先天性疾患などを除いた、様々な病気の根本原因を取り除くことであり、そして未来の病気を予防(未病を治す)する事にもなるとされています。

科学的な研究結果では、鍼灸治療により、造血機能が増進し血液の若返り(赤血球核左方変位)現象が見られる。 白血球が増加、マクロファージが巨大化する現象が見られ免疫力が増大する、と言ったような報告もあります。

古代中国で約3000年前に生まれた鍼灸は、日本には5世紀初め頃に朝鮮を通して伝わりました。 また、562年に中国から二人の中国人医師が160冊の医学書を持って日本に当時最新の情報をもたらしました。 その後、中国は戦乱に明け暮れ、時の権力者の都合による焚書などで貴重な文献が喪失しました。

日本では鍼灸は国の医療の中心となり日本独自に研究が試められ、10世紀末には鍼灸の文献を日本で再編さんし、本家であった中国に逆輸入されています。 江戸時代には管鍼法という独自の施鍼方法を考案し、また赤羽、良導絡などといった技法を開発するなど日本は鍼灸を独自に発展させてきました。 

明治以降、医療の中心の座を西洋医学に譲り、大東亜戦争の敗戦とアメリカの占領政策による存亡の危機などがありましたが、日本は1947年に世界に先駆けて「鍼麻酔」を成功させました。 中国が鍼麻酔を成功したのは1958年のことです。 

ニクソン米大統領の訪中を機に、鍼灸と東洋医学は欧米でも広く認知され、今日では鍼灸に対する評価と需要は急上昇しており研究も盛んになっています。


当クリニックでは日本で訓練された日本人鍼灸師ならではの繊細で丁寧な鍼灸治療を提供しております。 お気軽にご相談ください。

カイロプラクティックと鍼灸の違い等についてをもっと詳しくお知りになりたい方はこちらからどうぞ。

IJDC
鍼灸適応症
神経系疾患 脳軟化症、半身不随、言語障害、頭痛、片(偏)頭痛、脳充血、脳貧血、めまい、船よい、不眠症、神経衰弱、ヒステリー、ノイローゼ、チック症、脊髄炎、顔面神経麻痺、三叉神経痛、腰痛、坐骨神経痛、肋間神経痛、腕神経痛、ムチウチ症、肩こり、その他の痛み
消化器疾患 口内炎、急性胃炎、慢性胃炎、胃下垂症、胃痙攣、胃酸過多症、胃潰瘍、慢性腸炎、虫垂炎、黄疸、肝機能障害、胆石症、下痢、便秘、脱腸、脱肛、痔
運動器疾患 関節炎、五十肩、関節リウマチ、筋肉リウマチ、腱鞘炎、弾発指
循環器疾患 心悸亢進、心臓神経症、心臓喘息、動脈硬化症、高血圧症、低血圧症
呼吸器疾患 感冒、咳嗽、気管支炎、気管支喘息、肺結核、胸痛
泌尿器疾患 ネフローゼ、急性腎炎、慢性腎炎、腎盂炎、腎臓結石、膀胱炎、尿道炎、尿閉、遺精、陰萎
内分泌疾患 貧血、バセドウ氏病、糖尿病、脚気
外科系疾患 打撲、捻挫、椎間板ヘルニア、特発性脱疽、リンパ腺腫、しもやけ
皮膚科疾患 かぶれ、蕁麻疹、湿疹、ヘルペス、しみ
婦人科疾患 生理痛、生理不順、子宮内膜炎、子宮筋腫、更年期障害、つわり、妊娠腎、乳腺炎、冷え性、不妊症、不感症
小児科疾患 夜泣き、かんむし、消化不良、小児喘息、中耳炎、夜尿症、小児麻痺
眼耳鼻疾患 眼瞼炎、ものもらい、結膜炎、白内障、中心性網膜炎、眼精疲労、仮性近視、涙管炎、耳鳴り、難聴、中耳炎、鼻炎、蓄膿症、咽頭炎、扁桃炎、歯痛
これらは参考としての一例です、程度によっても違いますから、お困りの病気や症状などについては、お気軽にご相談ください。

Q:鍼灸と病気や健康はどう関係するのですか?

A:東洋医学、鍼灸では人間の体には主なもので12の正経と2つの奇経を併せ14経絡があると考えています。 そして、それらの経絡の上に全身で約365の経穴(ツボ)があるとしています。

経絡の上を「気」と呼ばれるエネルギーが流れ、この流れが過不足なくバランスが取れていれば最も体の状態が良く、健康であると考えています。

「気」意外にも「津(水分)」や「血(血液)」なども健康であるうえで重要と考えています。 また、食事や生活習慣、体質なども考慮して患者さんの状態を知り、治療に反映されます。

そして経絡の気の流れが様々な原因(内因、外因、不内外因)によってバランスを失うと病気になると考えています。

従って、鍼灸における治療は、症状の如何にかかわらず、この失ったバランスの状態や体質などを認識して「証」という診断を下し、それを調整することを目的に鍼や灸を用いて経穴に刺激を与えるということです。

経絡のバランスが取れれば、体は健康へと回復してゆくと考えています。 本来持って生まれた自然治癒能力を生かした安全で効果的、かつ根本療法です。

これを解り易い話で説明しましょう。 人間の体を国と置き換え、経絡を道路や鉄道、電線、水道とします。 経穴を料金所、インターチェンジ、駅と考えてください。 気・津・血などは、お金、食料、製品や物、電気や水、或いはそれを運ぶ人、車、電車と考えます。

国が正常な経済活動をし機能を維持する為には、流通がスムーズでなくてはなりません。 必要な地域に必要な人や物、情報が届かないといけませんし、特定の地域にだけ集まっていては国全体としては問題が出てきます。

つまり、国全体に満遍なく人や物が流通している状態が理想ということです。 それを鍼灸では、鍼や灸を信号機として用い、渋滞や過疎緩和の為の交通整理をしているというわけです。 或いは、物やエネルギーの分配を調整しているわけです。

国の状態が良ければ、外敵(細菌等)が侵入して来ても、すぐさま軍隊(免疫系)を必要なところに派遣し防御できるので侵略されないですみます。

それに対して西洋医学はどうでしょうか? 西洋医学では、何か問題(症状)が起きたとき、その問題に対して外部から援助物資(薬)を投与します。 それ(対症療法)で問題が収まればよいのですが、問題が起きた原因である国全体の状況は変わらないままなので、問題が解決出来ないときはいつまでも外部からの支援が必要となります。 また、いよいよその地域(臓器)の問題が悪化した場合、そこを切り捨て(手術)てしまっても良いと考えています。

如何ですか、何となくお解かり頂けましたでしょうか。

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